私はもうすぐ「おじさん」と呼ばれる年齢に突入するでしょう。
だけど、未だに低年齢向けのアニメ作品を見ることが多いです。
低年齢向けのアニメ作品は話の展開やギャグがベタなので、
大人の視点で見ても物足りなく感じるかもしれませんが、
違う視点で見ることで新たな発見があったりします。
そう…「体癖の視点」で見るのです。
今回ピックアップするのは忍たま乱太郎「浦風藤内のお使いの段」です。
このお話の主役・浦風藤内先輩というキャラクターは真面目だけど、
何かに取り組む前に予習をしなければ気が済まない性格をしています。
浦風先輩は学園長から金楽寺の和尚に手紙を届けることを依頼され、
「まずは金楽寺の和尚に手紙を届ける予習をする」と言い出します。
そして、じっくりと時間をかけて予習(シミュレーション)を行います。
【地面に地図を描いて道順の予習】
【忍術学園を出る時の予習】
【道中で忍者に襲撃された時の予習】
脳内で金楽寺に手紙を届け終えた浦風先輩は学園長に報告する予習もします。
「学園長先生、無事手紙を金楽寺に届けて参りました!!」
そこに学園長が偶然通りかかり…
学園長「ありがとう、浦風藤内。ご苦労だったな。」
浦風先輩「学園長先生、無事予習を終えましたので、今から金楽寺へ行って参ります。」
学園長「いつまで予習をやっとるんじゃあ!!」
浦風先輩が慌てて金楽寺へ出発するところで話は終了します。
なんと…ほぼ脳内シミュレーションだけで話が終わったのです。
・妄想していることが体の動きに出る
・考えてばかりでなかなか行動に移さない
これって体癖2種の特性だよなあ…
体癖2種は他の体癖と比べて心配性な性格をしていて、
電話をかける時も台詞のシミュレーションをしておかないと、
なかなか電話がかけられなかったりするほどです。
今回の忍たま乱太郎「浦風藤内のお使いの段」は、
まさに体癖2種の欠点を凝縮したようなエピソードでしたが、
実は参考にすべき点もあったりします。
それはセルフイメージが高められることです。
浦風先輩は話の冒頭でこのように叫んでいました。
「立派な忍者になるには予習だ!!」
「立派な忍者になった予習をするぞ~!!」
憧れの対象(=立派な忍者)になった時の予習をしておくことで、
自然と憧れの対象と同じ振る舞いができるようになるというわけです。
「Fake it」もステージをワンランク上げる手段となるでしょうね。