片山洋次郎氏の著書『身体にきく「体癖」を活かす整体法』からの引用です。
現代人(主に子供や若い世代)は過敏体質の傾向が強くなってきている。
…という指摘がありましたが、それって本当なのでしょうか?
過敏型11種+遅鈍型12種というのは身体の反応の過敏さを表す概念で、
通常の体癖(1~10種)とは別区分なので分けて考える必要があります。
過敏型11種は外部からの情報や刺激などに対する反応が過敏なのですが、
それが持続せず、すぐに消えていってしまうという特徴を持っています。
また、人との距離感にも敏感で「他人と距離を置こうとする傾向」があります。
以下の項目で過敏度が高いかどうかが分かるようになっています。
(『身体にきく「体癖」を活かす整体法』より引用。)
・人に道を尋ねられやすいが、人に道を教えるのは苦手。
・嫌いなものははっきりしているが、好きなものははっきりしない。
・人に軽く見られたり扱われたりしやすい。無視されやすい。
・密着した人間関係が苦手(親子の場合でも密着しない)。
たとえば結婚しても隣同士で住みたい。
・買い物のとき迷いやすい、決められない(人に決めてもらうと楽)。
これらの項目に当て嵌まっていると過敏度が高いと言えます。
私は密着した人間関係を好まないし、買い物をする時は迷いやすい…
私も過敏体質なのかな?
個人単位というより世の中が過敏になってきている気がします。
情報が多過ぎることも関係しているのではないでしょうか。
今はインターネットで知らなくてもいい情報が次々と入ってくる時代で、
それらの情報の流れも凄まじいので過敏にならざるを得ないのです。
(さらに最近は新型コロナという過敏体質になる要素がプラスされた…)
これも時代の流れで「超過敏な時代」に突入しているのかもしれません。
私は年齢を重ねるごとに感覚が過敏になっていくのを感じるのです。
普通は加齢と共に鈍感になっていくはずなんですけどね。